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梱包・包装

梱包材入門【バンド編】

2017/10/24

梱包材入門【バンド編】

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梱包の箱を留めるには、テープやひも、ベルトやバンドなどがあります。今回は段ボールや木箱をしっかりと留める梱包用バンドについて、代表的な梱包用バンドの特徴や使い方などをご紹介します。

鉄or樹脂?

梱包用バンドの外観は、色や印字の有無、太さなどでさまざまなものを見かけます。プラスチック製の梱包バンドにはPETやPPが多く使われていますが、材料で分類するなら大きく分けて2つ、鉄とプラスチックです。

代表的バンドである鉄製とPET・PPのプラスチック製について特徴を見ていきましょう。

鉄

鉄製の梱包バンドは「帯鉄」と呼ばれています。以下のような特徴があります。

  • (引張)強度がある
  • 伸びが少ない
  • 重い
  • (温冷)熱に強い
  • 金具で留める

重量物をとにかくがっちりと固定したい、環境温度に左右されずに結束力を維持したい、といった場合に向いています。

縦割れもしにくく丈夫な反面、あくまで鉄でできているため、結束作業中のけががないよう安全に気を使う必要があります。

PP

PP製の梱包バンドは「PPバンド」と呼ばれ、中でも重梱包用のものは「ヘビーバンド」と呼ばれています。以下のような特徴があります。

  • フィット性がある
  • 衝撃に強い
  • 柔らかく作業性が良い
  • 安価
  • 裂けやすい
  • 金具・溶着で留める

特段の要求仕様がない場合、安価で一般的な素材がPPです。伸び縮みがするのは、固定力としては劣りますが、箱の変形や落下の衝撃によってバンドが伸びても追従して破断しにくい、といった良い面もあります。

素材が柔らかいので、梱包や内容物を傷つけにくいですが、相手の素材によっては、他のバンドと同様当て板などを検討するとよいでしょう。

PET

PET製の梱包バンドは「エステルバンド」「PETバンド」と呼ばれています。特徴は次の通りです。

  • 屋外でも使える
  • 軽い
  • 梱包物を傷つけにくい
  • 弾性がある
  • 金具・溶着で留める

さびや作業性、重量などの観点でプラスチック製を選んだら、保管環境について考えてみましょう。

PET製はPE製に比べて高価ですが、耐候性が良く、PE製が使用できない屋外などの保管環境においても結束力を得ることができます。

バンドの選び方

梱包用バンドには素材以外にもサイズや強度など、選定の目安となる基準が定められています。カタログにはおおむね以下のような仕様が表示されていますので、用途に合ったバンドを選びましょう。

  • 幅

バンドの幅を表します。梱包物のサイズや後述のカシメ機のサイズを考慮して選びましょう

  • 破断強度

どのぐらいの力が加わると破断するかを表します。内容物の重さや、箱が開く方向にかかる力などの想定される力に安全率を乗じるなどして余裕をもたせましょう。

  • 破断伸度

元の長さに対して、何%伸びると破断するかを表します。静的な強度が必要であれば伸度は小さいほうが好ましいでしょう。落下の衝撃などを吸収させたいのならある程度の伸度が必要になります。どのような条件で結束を保持したいのかを検討しましょう。

バンドのシール

バンド同士を留める「シール」は、金具やストッパーを使うか、バンド自体を溶着させるかの2つに大別できます。

帯鉄のシールはバンドシールと呼ばれる金具で行います。スリーブ状の金具にバンドを通し、引き締め機でピンと張ります。張れたところでカシメ機を使い、金具をかしめて結束します。

樹脂のバンドの場合は、金具の他に、樹脂のストッパーや溶着での結束が可能です。自動結束機やハンディタイプの機械で結束する場合のシール方法は溶着になります。これらの機械は溶着機と引き締め機が一体になっていて、適度なテンションをかけた後、バンド同士を溶着し、不要な部分を切断します。

手動で結束する場合は、手や引き締め機でベルトにテンションをかけ、金具の場合はカシメ機で、摩擦で保持するストッパーの場合はそのまま状態で余分をカットして結束完了です。


梱包用バンドの代表選手、帯製とプラスチック製の梱包用バンドについてご紹介しました。素材・仕様・シール方法と、梱包物・作業環境・保管環境の組み合わせから最適なバンドを選びましょう。

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